お知らせ
8月のお盆関連休み
👉 お盆関連休みは以下の通りです。
8月10日(水曜)午前診療 午後休み(通常通り)
8月11日(山の日祝日)
8月12日(金)13日(土) 休み
8月14日(日曜)
8月15日(月曜)休み
8月16日から通常通りの診療になります。
無料PCR検査一時中止のお知らせ
コロナ感染拡大に伴い、通常診療業務へ負担が多く、鹿児島県無料PCR検査を一時中止いたします。
新型コロナ後遺症:どうしたらよいの?
日本において2022年7月11日時点で、新型コロナ感染者数が、約970万人報告されていますが、これよりもっと多くの方がすでに罹患しているとおもわれます。
👉 当院のコロナ後遺症対応(耳鼻咽喉科専門医、アレルギー科専門医、漢方専門医、めまい相談医)は、今までの診療の延長上で行います。
*嗅覚味覚障害への加療
*長引く咳や痰、のどの違和感の精査加療
オミクロン株流行以降は上気道・喉頭・気管の耳鼻咽喉科領域の炎症が多く認めます。隠れ喘息やファイバーでの副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、上咽頭炎、喉頭炎、嚥下機能障害、声帯萎縮の確認および加齢や膠原病で増加する上咽頭・口腔・喉頭のドライマウス関連疾患の確認をします。
コロナ後遺症ではありませんが、3密回避のため、マスク、声を出さない、活動の低下のため、特に高齢者は声帯萎縮が悪化して、嚥下機能低下、痰の絡みなどの進行が問題となります。逆に喉の衛生が良くなり声帯炎や声帯ポリープは減少しています。
肺炎後遺症、心疾患の関与は呼吸器・循環器内科でお願いします。
*ふらつき、倦怠感への対応及び漢方での加療
内耳などの耳からのめまいや自律神経症状・起立障害の確認および採血での全身評価を行います。
強い倦怠感、Brain fogや慢性疲労症候群疑いは、内科や大学、総合病院で加療お願いします。 鹿児島での筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群ME/CFSの専門医:鹿児島大学病院心療内科
*睡眠障害(睡眠時無呼吸症など)
睡眠時無呼吸疑いはアプノモニターにて評価を行い、不眠へは睡眠生活指導や依存が少ない薬や漢方での睡眠対応。
難治な不眠症やうつ、PTSDなどは心療内科や精神科受診をお願いします。
*急性や慢性上咽頭炎
後鼻漏、頭痛、肩こり、咳痰、のど違和感、倦怠感など起こす急性や慢性上咽頭炎のファイバーでの確認と一般治療
*採血、胸写、心電図などから、全身状態を把握しての必要な専門医への紹介
などが当クリニックでできる事と思われます。
詳細は以下を参照して下さい
◆罹患後症状の頻度(報告の大半はオミクロン流行前)
*米国CDCからの報告2022年5月27日:
大規模調査約200万人では、罹患後症状は20%以上で発症
⇒ 2020年3月~2021年11月の期間、過去にCOVID-19の診断、または検査で陽性群症例群(35万3,164例)におけるコロナ罹患後に26の対象症状の発生率と、コロナ既往歴がない群(対照群:164万776例)に おける対象症状の発生率について:後ろ向きコホート)の比較
コロナ既感染者の成人では、18~64歳の5人に1人、65歳以上の4人に1 人が、コロナの既往に起因すると考えられる症状を経験していることが示された。若年者 に比べ高齢者のほうが、リスクが高く、感染から1年後まで持続することが報告されている
*日本 厚労省発表2022年6月1日(オミクロン流行以前:入院患者の調査)
対象:2020年9月~2021年9月にCOVID-19で入院した中等症以上の患者 男性679例、女性387例 退院後12ヵ月後でも13.6%の対象者に何らかの罹患後症状が存在
12か月後の罹患後症状
疲労感・倦怠感(13%)、呼吸困難(9%)、筋力低下(8%)、集中力低下(8%)、睡眠障害(7%)、記憶障害(7%)、関節痛(6%)、筋肉痛(6%)、咳(5%)、痰(5%)、脱毛(5%)、頭痛(5%)、味覚障害(5%)、嗅覚障害(5%)。
感覚過敏、味覚障害、嗅覚障害、脱毛、頭痛は若年者に多く 咳、痰、関節痛、筋肉痛、皮疹、手足のしびれが男性で高頻度
3ヵ月時点では女性で男性と比べて咳、倦怠感、脱毛、頭痛、集中力低下、睡眠障害、味覚障害、嗅覚障害などさまざまな症状が高頻度で認められた
1つ遷延症状が存在すると健康に関連したQOLは低下し、不安や抑うつ、COVID-19に対する恐怖、睡眠障害を自覚する傾向は強まった。
代表的な24症状(例:倦怠感、呼吸困難、筋力低下など)の多くは経時的に低下傾向を認めた。
➡日本では罹患後症状10%以上とすると、少なくとも2022年7月11日時点で100万人程度が何らかの罹患後症状で悩んでいる方がいると考えられます。
厚労省から2021年12月1日に暫定版、2022年4月28日に第1版がCOVID-19診療の手引き別冊:罹患後症状の手引きとして発行されました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 罹患後症状のマネジメント第1版 罹患後症状に不安をもち悩む患者の方々の予後の改善に役立てること目的に作成されています。
◆医療者側の患者さんに寄り添う姿勢が求められる
2020年1月から、この2年半の間に、感染性が消失し主な症状は回復したにもかかわらず “ 後遺症 ” と呼ばれるような症状, あるいは新たな,または再び生じて持続する症状など(もぐらたたきのように出たり引っ込んだりする)に悩む患者が少なからずみられるようになりました。実際に “ 後遺症 ” が現れた患者にとっては,日常生活や仕事・学業などの支障が出てくることもあります。このような症状は 3 カ月ほどで約 2/3 は回復をしますが,不安が募るとさらに持続・悪化することがあります。
長期化することによる不安に伴う新たな症状も含め、標準化された診療やケアの方法はまだ確立されていません。新しい未知数が大きい新型コロナに罹患した思い込みも症状の遷延に関与します。医療者側も、新しい疾患の後遺症のため、診療方針もまだ手探りの段階で、診察に躊躇する傾向がみられます。この診療の手引き:罹患後症状のマネジメントを参考に、医療者側も患者さんに寄り添う姿勢が求められています。
厚労省の第1版では、後遺症という言葉を使わず、単に罹患後症状としてます。新型コロナ罹患後の後遺症の半分以上は、通常の感冒後の症状と同様に自然に回復することが多く、後遺症という言葉を使うとずっと残ってしまう印象を与えてしまいます。新型コロナの場合は、通常より罹患後症状の持続期間が長くなる傾向にあります。
◆WHOの定義:新型コロナCOVID-19罹患後症状
WHOの後遺症の定義 は、新型コロナウイルス感染症後の症状は,少なくとも2カ月以上持続し,また,他の疾患による症状として説明がつかないもの。通常はCOVID-19の発症から3カ月経った時点にもみられる。 症状には,倦怠感,息切れ,思考力や記憶への影響などがあり,日常生活に影響することもある. COVID-19 の急性期から回復した後に新たに出現する症状と,急性期から持続する症状がある。また,症状の程度は変動し,症状消失後に再度出現することもある(もぐらたたきのように出たり引っ込んだりする症状)。
◆オミクロン後遺症の大規模調査が進行中
ここ2年半の間に、原因ウイルスの変異に伴い罹患後症状も変遷しています。現在のオミクロンの後遺症について、日本での大規模調査はなく各医療機関の小規模な報告にとどまっています。 オミクロン株の場合、嗅覚味覚障害が少なく今までと罹患後症状が異なっています。2022年5~7月に大阪の豊中市で、忽那医師を中心に感染者3万人規模の調査が始まりますので、報告に期待したいと思います。
『罹患後症状の問題解決の指針』
①罹患後症状の中で、治せる病気が隠れていることがあります。
回復に時間を要する罹患後症状なのか、コロナ罹患が誘因となり発症した治療可能な病気なのかを、受診して確認することから始まります。
②罹患後症状は、様々の訴えがあり、
総合内科、神経内科、呼吸器内科、整形外科、循環器内科、消化器内科、耳鼻咽喉科、皮膚科、心療内科、精神科、眼科など様々専門医の関与が必要になります。
③他県ではコロナ後遺症外来について各医療機関の役割分担を公表
2022年6月29日時点では鹿児島県ではかかりつけ医で相談の方針。➡こちら
👉 各専門医での対応可能な疾患(診療の手引きを参考)
➡ 呼吸器専門医
オミクロン流行以前は肺炎発症が高率です。呼吸困難、息苦しさ、咳、痰、咽頭痛、低酸素血症などが持続する場合や肺血栓塞栓症を疑う場合は、呼吸器専門医や病院での精査が必要。オミクロン株流行以降でも、持続する咳・痰の場合に受診。
➡ 循環器専門医
COVID-19 罹患に伴い,急性冠症候群(急性心筋梗塞や不安定狭心症),心不全,不整脈, 脳梗塞,血栓塞栓症などの循環器病が合併したという報告があります。動悸・息切れ、胸部不快、胸痛、四肢のむくみや失神などの症状に対して受診。
➡神経内科・心療内科 大学や総合病院
疲労感・倦怠感・brain fogは、後遺症として最も多い症状の一つです(2か月以上)。時間経過とともに症状が消失する可能性があります。
brain fog は,「脳の中に霧がかかったような」広義の認知機能障害の一種で,倦怠感、記憶障害,集中力低下などを伴うと戸惑いや焦りだけでなく,日常生活や就学・就労,職場復帰などの妨げにもなり得ます。オミクロン株感染でも,初発症状として咳に次いで疲労感・倦怠感が多い。感染したという思い込みが,持続的な身体的症状を引き起こし得るとの報告もあります。
brain fogは、うつ病の一部、認知症の初期や筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)でもみられます。精査しても原因が不明で、後遺症としての治療法や治療薬は確立していないためリハビリによる対症療法や心理的サポートが中心になることもあります。
新型コロナの後遺症の一つして筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群ME/CFSの問題(日本では0.2~0.3%)があります。
コロナ以外でも様々な原因で生じ、ストレスが契機で発症することがあります。日常生活が著しく損なわれるほどの強い全身倦怠感、慢性的な疲労感が休養しても回復せず6ヶ月以上の長期にわたって続く状態で、慢性疲労とは違います。買い物に行くなどの軽い負荷で5時間~48時間後に急激にだるくなり動けなくなる(PEM)がある倦怠感は、ME/CSFへの移行の可能性があり運動は控えます。
急増“オミクロン後遺症- NHK クローズアップ現代 全記録(2022年6月7日)
*オミクロン後遺症チェックシート(慢性疲労症候群の診断基準を参考:平畑医師)はこちら
*鹿児島での筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群ME/CFSの専門医:鹿児島大学病院心療内科
紹介された治療法について
*r-TMS治療(自費診療:一部のうつ病は保険適応)
*上咽頭擦過療法Bスポット:痛みと出血を伴う治療、頻回通院必要、稀に嗅覚異常出現:効果に関する科学的根拠は現時点では不十分、データの蓄積が必要な治療、最近コロナ後遺症で注目され、今年になり英語論文報告続く
→IgA腎症の血尿に効果、腎機能変化なし(2022年5月もぎたて耳鼻科の英語論文はこちら)
→新型コロナ後遺症に効果 4回の治療で倦怠感、頭痛など効果あり 2022年4月 今井、西 英語論文はこちら
→Bスポット後、上咽頭の新型コロナ受容体ACE2など低下 2022年1月福岡歯科大 西 英語論文 In Vivo Jan-Feb 2022;36(1):371-374
(Bスポット治療施行を情報公開している施設は慢性上咽頭炎 | 日本病巣疾患研究会 (jfir.jp)HPから確認を2022年5月時点 鹿児島では3医療機関)
➡ 心療内科 精神科
ウイルスによる炎症や免疫異常による影響及び未知の病気に対する不安や恐怖,自粛要請や失業などによる社会的孤立など,いくつもの心理的負荷がのしかかり,急性ストレス反応から過剰適応に陥り,やがてうつ病を発症する精神症状 うつ傾向 睡眠障害 PTSD 高齢者での認知症の新規発症などで受診
受診前に、治療可能な身体疾患がないか内科や耳鼻咽喉科で確認も必要。
痛みの部位は頭痛,喉の痛み,頸部痛,胸背部痛,腹部痛,腰痛,関節痛など様々。要因には,ウイルスによる身体ダメージや集中治療後症候群,床上安静などを含めた治療プロセスによる影響などが考えられ,時間経過とともに改善する傾向がみられます。しかし,痛みが持続すると筋力が衰え心身に不調をきたして 慢性化する可能性もあります。
当該疼痛部位により診療科を決めます。
筋・関 節の痛み→整形外科,腹部痛→消化器内科、咽頭痛→耳鼻咽喉科、頭痛→脳外、神経内科
➡ 消化器内科
持続する腹痛 下痢 嘔吐 食欲不振
COVID-19 の皮膚症状の頻度は 0.2 ~ 20.4 %と幅があり実際の頻度は不明。
様ざまな皮疹と回復後の脱毛症
コロナ重症化リスク抑制指標:抗体測定(定量)行います。
当院では、新型コロナウイルスワクチン接種後の中和抗体の確認(採血)を、自費になりますが行っています。ご希望の方はお問合せ下さい。
中和抗体は、新型コロナ感染による重症化予防の判断指標の一つとなります。
産経新聞記事:3回目接種で抗体価36倍 (2022年1月21日)
2022年1月23日現在、オミクロンの爆発的感染広がっているところです。鹿児島では2月から3回目の新型コロナ接種が始まります。
『対象者』
*1~2回目接種で、副反応が強く3回目接種をするのか迷っている方
*3回目接種後の抗体が上昇しているか不安な方(接種後3週間以降に測定)
免疫抑制薬やステロイド服用者や高齢者では抗体が上がりにくいことがあります。
*自分の中和抗体に関心がある方 等が対象者になるかと思います。
一般に普及しているコロナ定性検査 IgG、IgMキット(約500円~2000円程度 ネット販売価格)は、過去に新型コロナに感染したかのN抗体を主に測定しますのでワクチンの効果判定の指標の中和抗体にはなりません。N抗体価はすぐに低下します。また測定の信頼性に問題があることも指摘されています。
➡ 2020年6月東大先端研の報告では、抗体定性検査陽性の9割は定量検査では陰性の報告があります。
➡ S抗体はスパイクタンパク質への抗体で、ワクチンの標的であるウイルスの増殖を抑制する中和抗体です。N抗体と違い寿命が長く長期に測定可能です。
➡ N抗体は炎症を起こす病変悪化に関係します。
👉 コロナワクチン後の効果判定としての中和抗体は、定量精密のS抗体の測定が必要になります。
◆費用 自費 (4500円 税込)
◆委託先で米国医療機器大手アボット社定量検査使用(Abbott)
◆結果判明日数1~2日
当院のよくある質問集
【受付編】
*クレジットカード・電子マネーは使えますか?
*車いすは大丈夫ですか?
*おむつ交換はできますか?
*予防接種はできますか?
*親御さんが診察時、子供(乳幼児)の面倒はみてもらえますか?
*保険証が無くても受診できますか?
*妊婦ですが大丈夫でしょうか?
*病院嫌いの子供ですが、大丈夫でしょうか?
【診察編】
*赤ちゃんをみてもらえますか?
*頻回な通院が必要ですか?
*鼓膜切開は、すぐにするのでしょうか?
*中耳炎でプールはいつからできますか?
*耳垢除去だけで受診できますか?
*咳がひどいのですが、みてもらえますか?
*補聴器の購入は可能でしょうか?
*耳鳴りは治るものでしょうか?
*めまい・ふらつきは耳鼻咽喉科でみてもらえますか?
*いびき・睡眠の無呼吸は耳鼻咽喉科でみてもらえますか?
*喘息はみてもらえますか?
*食物負荷テストはできますか?
*アトピー性皮膚炎はみてもらえますか?
*アレルギーの体質改善はできますか?
*嚥下障害の検査はできますか?
*西洋薬より漢方薬の治療を希望していますができますか?
【受付編】
できます。順番予約(WebではLINEにも対応)となります。朝は8:45~11:30昼は14:45~17:30にWeb順番予約をしています。
詳細は
➡チェックオン(当院サイト)で確認してください。
早朝から来院順番予約は、クリニック風除室(平日8:00 土曜6:30頃開きます)の記載簿に書けるようにしています。詳細は当院HPで確認下さい。
➡ご来院の皆様・アクセス(当院HP)開院が8時頃、診療は8:30開始です。
今のところ使用できません。
大丈夫です。バリアフリーで一階のみの診療フロアです。土足のまま入室できます。
当院にも車いすの準備はしていますので、必要な場合は前もって電話連絡お願いいたします。
女子トイレ室におむつ交換テーブルがあります。便やおむつは、感染の原因にもなりますので持ち帰りをお願いしています。袋が必要な方は受付にお尋ねください。
できます。次のサイトで確認して下さい。
➡定期予防接種(原則5歳以上)(当院疾患予防)
➡無料成人男性風疹検査・ワクチン接種(当院疾患予防)
➡妊娠を希望する女性その家族の無料風疹抗体検査、高齢者肺炎球菌予防接種助成(当院疾患予防)
インフルエンザワクチン(10月~1月中旬)やおたふくワクチンは1歳以上で行っています。5歳未満の定期予防接種は小児科でお願いしています。小児科のような予防接種の時間枠はありませんが、通常診療時間内に行っています。前もって電話での予約をお願いいたします。
*親御さんが診察時、子供(乳幼児)の面倒はみてもらえますか?
混雑時以外であれば当院スタッフが対応いたします。
*保険証が無くても受診できますか?
できますが自費診療となります。保険証作成後、保険診療分の返金ができることもあります。詳細は受付でご確認お願いいたします。
問題ありません。
➡妊婦&授乳と薬:飲んで大丈夫?(当院コラム)も参考にしてください。
*病院嫌いの子供ですが、大丈夫でしょうか?
子供さんが嫌がることを確認して、できる範囲で対応いたします。前もって情報提供をお願いいたします。
【診察編】
問題ありません。風邪症状は、通常は鼻水、鼻閉、咽頭痛、発熱、悪寒、頭痛が先行して、食欲低下、咳、痰などが持続します。乳幼児は耳痛や、ゼーゼーが持続することもあります。お腹の風邪では、嘔吐、発熱、下痢が出現することが通常です。
当院では、耳、鼻、上咽頭、口腔、扁桃、喉頭の上気道と頸部に加え、下気道、肺も含めを、診察を行っています。耳・上咽頭・喉頭やのどの奥は内科や小児科で対応が難しい領域です。お腹のかぜも初期対応はおこなっています。
➡かぜ症候群(当院HP)
➡咳(当院HP)
➡のどの違和感・咽頭痛・頸部の腫れ(当院HP)
➡風邪・インフル予防の基本!!(当院コラム)
➡風邪対応と色々な感染症(当院疾患案内)
を参考にしてください。
問題ありません。生後数週間から、鼻閉、鼻汁、外耳や中耳、のどのトラブル、耳垢などご相談下さい。発熱、咳の3ヶ月未満の赤ちゃんは小児科専門医受診も同時にお願いします。
赤ちゃんは、口呼吸がうまくできず鼻呼吸に頼っています。鼻がつまるとミルクや母乳が息苦しくて飲めず、うまく呼吸が出来ず機嫌がわるくなります。お母さんにとっては一大事です!!
小児科に相談して薬や自宅鼻吸い指導を受けてもうまくいかないことが多くあります。生後5~6ヶ月頃から鼻炎に伴い中耳炎も起こしやすくなります。自宅鼻吸いしても鼻の奥の上咽頭の炎症や多量の鼻汁まで改善しません。上咽頭に炎症・感染がおきると耳管咽頭口を通って中耳炎をおこしてしまいます。上咽頭(鼻の奥)を含めた鼻汁、鼻閉、中耳炎の対応をできるのは耳鼻咽喉科になります。
➡鼻と子供の中耳炎(当院コラム)
➡急性中耳炎の治療の変化:治療から予防へ(当院コラム)
も参考にしてください。
*頻回な通院が必要ですか?
各個人で違います。耳鼻咽喉科は頻回な通院のイメージがあります。当院では急性期や重度の方は頻回な通院をお願いすることがあります。鼻かみが出来ない赤ちゃんやお子さんは鼻処置を含め、まめな通院が必要なことがあります。当院では通院が少なくなるように、ご自宅での点鼻や鼻洗などの在宅治療も指導しています。
H27年の全国の1件当たりの月の全科の外来受診日数の平均は1.58日、14歳以下は1.47日、75歳以上は1.84日のようです。耳鼻咽喉科1.6日、整形外科2.8日、小児科1.51日、内科1.47日、整形外科が突出しています(中医協)。当院は、月に平均1.35日程度ですので、通院が少ないクリニックになります。
すぐに行うことはありません。最近は、ワクチン効果による軽症化や多様な抗生剤のおかげで鼓膜切開をする回数は激減しています。鼓膜切開は、お子さんにとってストレスにもなり、必要な場合は説明と了解の上で行います。
➡急性中耳炎の治療の変化:治療から予防へ(当院コラム)を参考にして下さい。
問題ありません。耳垢栓塞症として保険診療で、対応できます。耳垢除去の必要性をまず説明の上ですすめていきます。
耳掃除の必要性について次のコラムを参考にしてください。
➡耳掃除は必要か?外耳炎・かび・事故(当院コラム)
急性中耳炎(耳痛、発熱、鼓膜発赤などあり)は、急性期と耳漏が多量の場合は禁止です。最低1~2週間は禁止になることが多いと思います。
詳細は
➡プールに入ってよいですか?耳・鼻の病気(当院コラム)を参考にしてください。
問題ありません。お子さんから高齢者まで対応しています。鼻・のど・気管支・肺からなのか感染症・アレルギー・嚥下機能低下・心不全・胃食道逆流症などの関係はないかなど確認しながら対応していきます。
➡かぜ症候群(当院HP)
➡咳(当院HP)
➡増え続ける咳の患者さんたち(当院コラム)
➡鼻と秋の喘息(当院コラム)
➡胃酸の逆流と耳・鼻・のど・呼吸器(当院コラム)
➡自宅でできる誤嚥性肺炎予防(当院コラム)
を参考にしてください。
肺癌・結核・肺線維症・心不全を疑う場合や、ぐったり感が強いお子さん、高度な低酸素・重度の喘息・肺炎・COPDが考えられるときは総合病院や呼吸器内科、稀に循環器内科紹介となります。精査に胸部・頸部のCT・MRIが必要な場合も病院紹介となります。
購入可能です。当院の院長は補聴器相談医(日本耳鼻咽喉科学会)を取得していて、認定補聴器専門店(サイト)の補聴器認定技能者の専門の方と当院で補聴器外来を行っています。まずは受診の上での、予約制となります。少しお時間をいただきますが、各種身障など書類作成も問題ありません。
➡補聴器外来(当院HP)で確認して下さい。
イエスandノーです。
急性期の耳鳴りは、中耳炎、突発性難聴など治療で改善の可能性がありますので耳鼻咽喉科受診を早めにしましょう。慢性期(3ヶ月以上)の耳鳴りは、加齢変化や内耳疾患の後遺症、稀な聴神経腫瘍など改善は難しく、今の医学では特効薬的な効果的な薬は無いと考えらえていますが、医学的加療で耳鳴りをやわらげ日常生活に支障を及ぼさないことは可能です。ネットや新聞では、ビジネス先行のサプリなど過大な効果をうたっている情報の氾濫がみられます。
慢性期の耳鳴りの場合、耳鳴りに対する正しい知識と考え方を学ぶことから始めてください。次の当院コラム・HPやサイトが参考になります。
➡自宅でできる耳鳴り対策(当院コラム)
➡耳鳴り音響療法(TRT)のHP(マキチエ)
➡補聴器・耳鳴り音響外来(当院HP)
すぐに治る薬に固執する方や、不眠・心因的に悩みが強い方は、改善が悪くなる傾向があります。
めまい・ふらつき全般に対応しています。
当院院長はめまい相談医(日本めまい平衡医学会)を取得していて以下の要領で行いますので、ご確認お願いいたします。
➡めまい・ふらつき(当院HP)
➡めまい・ふらつきでお悩みの方へ(当院疾患案内)
脳や心疾患の可能性が高いときや高度の貧血の場合は、内科や脳外科紹介となります。
問題ありません。いびき・無呼吸の原因は子供さん場合、鼻疾患・アデノイド肥大・扁桃肥大です。大人の場合は、鼻疾患、肥満、舌根肥大、上中咽頭が狭いことが一般的な原因となります。また顎が小さい方も起こしやすくなります。
これらの原因精査を奥まで観察して行うのは耳鼻咽喉科です。当院の無呼吸検査では、簡易アプノモニター(大きいお子さんと成人)を行っています。
詳細は次のサイトで確認して下さい。
➡睡眠時無呼吸症(OSAS)(当院HP)
➡睡眠時無呼吸症はなぜ起こる?(当院コラム)
➡睡眠時無呼吸症のマスク(CPAP)(当院コラム)
➡睡眠時無呼吸症と間違いやすい睡眠障害(当院コラム)
問題ありません。当院院長はアレルギー専門医(日本アレルギー学会)を取得しています。肺から耳・鼻・のどを含めた『one airway one disease』として対応しています。
次のサイトで確認お願いします。
➡当院のアレルギー対応(当院HP)
➡運動・アスリートと喘息・鼻炎(当院コラム)
➡肥満と喘息:ダイエットで喘息が治る?(当院コラム)
➡鼻と秋の喘息(当院コラム)
➡アレルギーマーチの予防と対策(当院コラム)
➡あなたの喘息は何タイプ?成人編(当院コラム)
➡お子さんは喘鳴(ぜんめい)は何タイプ?(当院コラム)
当院では行っていません。
➡鹿児島県の食物経口負荷試験実施医療機関(鹿児島県医師会サイト)で確認して下さい。
当院のアレルギー対応については次のサイトで確認して下さい。
➡当院のアレルギー対応(当院HP)
対応可能です。鼻炎・喘息の原因となるダニや食物アレルギーの原因となる物質は幼少時期からの皮膚感作が大きく関与しています。鼻炎・喘息は気道感作も関与してきます。
幼少時からの湿疹・アトピー性皮膚炎の治療およびスキンケアは、アレルギーの領域では一丁目一番地です。重度のアトピー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患単独の場合は皮膚科または幼少時のお子さんは小児科を勧めています。
次のサイトを参考にしてください。
➡当院のアレルギー対応(当院HP)
➡アレルギーマーチの予防と対策(当院コラム)
➡汗とアトピー、そして漢方(当院コラム)
➡よくわかる子供の漢方:アトピー・蕁麻疹・よだれ皮膚炎・水いぼ(当院コラム)
*アレルギーの体質改善はできますか?
イエスand ノーです。以下の体質改善とアレルギー体質を作らない(未病)ように対応しています。
身体には、外部から侵入してきた異物を体外へ排出して、身体を守るための免疫機能があり、通常は身体に害を与えることは少ないとされています。体質によっては免疫機能が特定の物質に過剰な反応を見せてしまうことがあり、さまざまな弊害を受けてしまうことをアレルギーと呼んでいます。
西洋医学的には、内服・外用・吸入などで、この免疫反応と症状を一時的にコントロールする治療(対症療法)を行います。免疫機能に働きかけて改善する免疫療法(体質改善)は約100年前から行われてきましたが、頻回な通院注射や副作用(アナフィラキシーなど)の問題もあり、あまり普及してきませんでした(皮下免疫療法)。最近、副作用が少なく注射せず自宅加療で、月1回程度クリニックで経過を確認する治療の舌下免疫療法が普及してきています。数年以上治療行いスギ・ダニのアレルギー性鼻炎への効果は70~80%程度で、喘息の一部にも効果があります。しかし、個人差があり全員に効果があるわけではありません。
➡舌下免疫療法(スギ・ダニ)(当院お知らせ)で確認して下さい。
➡自分で行うスギ花粉・鼻炎結膜炎の対策(黄砂・PM2.5を含む)(当院コラム)
幼少時からのアレルギーマーチを防ぎアレルギー体質を作らないため、
- 幼少時期からの皮膚のスキンケアと治療、
- 離乳食を遅らせない、
- 食物除去をし過ぎない
ことにより食物アレルギー予防が試みられています。
➡子供の食物アレルギー(当院HP)で確認できます。
- 不要な抗菌薬の使用を控える(腸内細菌を整える)
- ダニ対策
もアレルギー疾患対策に重要です。
- 幼児期から家畜と触れ合うことも
花粉症、アレルギー性鼻炎、喘息の予防に効果あることが報告されています(衛生仮説)。
➡アレルギーマーチの予防と対策(当院コラム)
➡実践ダニ対策(当院コラム)を参考にしてください。
食生活を整え、腸内細菌を整えることも重要です。
漢方による体質改善は、直接免疫機能に働きかける治療ではありません。
漢方薬や運動・食養生などで冷え、おなかの不調、ストレス、お血、水分代謝、慢性炎症を改善させ、体の偏移を中庸にもどすことを目的とします。未病(検査では異常なく病気が予測される状態)を改善させるため、食養生・生活習慣の改善も行い、漢方薬と併用していきます。腸内細菌もよい方に向かいます。間接的に免疫の過剰を抑えることもあるかもしれませんが、不確実です。
具体的な食養生の例として、脂もの、甘い物を控える。加工食品を避ける。旬なものをできるだけ丸ごと食べる。冷え性の方は、根菜類を食べ、生もの(果物・野菜)や冷たいもの酢の物を控えます。
➡漢方処方(当院HP)
➡漢方処方を希望される方へ(当院疾患案内)
検査はできます。
まず受診の上で、必要な方は検査予約をしていただきます。当院はバリアフリー、一階のみですので車いす・ストレッチャーで診察室入室可能です。
往診での嚥下機能検査は今のところ行っていません。高齢者嚥下障害は、脳疾患後遺症や加齢変化と関係するため画期的に改善させることは難しく、今ある能力を最大限にいかして、リハビリで、できるだけ進行を遅らせることになります。在宅医、歯科医、栄養士、言語聴覚士さんなどパラメディカルの方も含めたチーム医療が原則となります。
➡自宅でできる誤嚥性肺炎予防(当院コラム)
➡ドライマウス・窒息・誤嚥性肺炎(当院疾患案内)
を参考にしてください。
問題ありません。
当院院長は、漢方専門医を取得しています(日本東洋医学会)。当院の方針については次のサイトでご確認お願いします。
➡漢方処方(当院HP)
➡漢方処方を希望される方へ(当院疾患案内)
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