お知らせ
2月10日 月曜 臨時休診
2月10日は臨時休診となります。
2月11日は祝日
2月12日 通常診療(午前のみ)
ご協力お願いいたします。
2月9日日曜 耳鼻咽喉科 当番医
『2月9日 日曜 耳鼻咽喉科の当番医となります』
Web予約はありません。 受付順です。
午前 9:00~12:00 受付11:45まで
午後 14:30~18:00 受付 17:30まで
当院 院長は 18:00以降 車で40分程度の鴨池の夜間急病センターでの出向診療(待機)となりますので、
夕方5時以降の診療は、近くの内科当番医、救急病院でお願いいたします。
当日は通常診療ではなく、耳鼻咽喉科領域の応急対応となりますので、ご理解のほどお願いします。
精査目的の検査、採血やネブライザーなどは行いません。
インフル感染爆発:どう対応?
インフル感染爆発:どう対応?
2020年~2023年
2020年コロナ渦の感染対策のため、インフルエンザなどの通常の感染症も流行しなくなり、2023年から感染対策が緩和されてから、急に通常の感染症の流行が始まり、
2023年夏にはインフルが流行するなど 様々な感染症の流行を予測できない状態となっています。コロナは、軽症化して定着した感染症のようになり、消えることはありません。
2024年はどうか?
夏ごろまではコロナの流行が多く、温暖化の影響による夏の酷暑ともに発生して熱中症の影響もあってコロナ感染がきっかけの重症化した患者さんが増加していました。
暑い夏が終わることから、若い人中心にマイコ感染が爆発的に増加して、多くの若い方の肺炎患者さんが急増しています。暑い秋から、寒冷順化できていないうちに、12月から急に寒くなると、急にインフルの爆発的感染がおこり、今までに経験したことがない数のインフルの患者さんの治療を行うことになりました。
2024年12月初めから2025年1月初旬インフルの爆発的流行起こる
感染拡大が急な原因は?
1)集団免疫低下
コロナ禍のコロナ以外の感染症の流行の減少で、インフルなど様々な免疫を持っている人が減少したこと(集団免疫低下)が大きな原因と思われます。
2)流行株が、抗体保有が少ないA(H1N1)pdm09型
2009年に世界的流行した新型ウイルスであったことです。その後 通常ワクチンにこのタイプも加えられ、通常の季節性インフルとなっていたウイルスです。
しかし、このタイプのインフルの歴史15年程度と歴史が浅く、集団免疫が少ないところに、コロナ禍のこともあり、2000年以降4年ほど流行がありませんでした。2023年のインフルA型の流行は、違うタイプのA(H3N2)型でした。
コロナワクチン接種に疲れ、最近のインフルワクチン接種率の低下も要因と考えられます。
➡国立感染症研究所による2024年夏の以下の4つのインフルエンザ抗体保有調査で、
『A(H1N1)pdm09型、 A(H3N2)型、B型(山形系統)、 B型(ビクトリア系統)』
0~4歳を除くと、4つのサンプル調査で、昨年12月流行したA(H1N1)pdm09型の抗体保有は最も低く10~30%程度、A(H3N2)型は20~60%程度、B型(山形系統)は20~70%程度、B型(ビクトリア系統)10~40%程度。
0~4歳はすべてのインフル抗体で非常に低くなっています。
3)家族内感染者が多かった
家族内で、一人インフル感染者が出現すると2~3日のうちに、次々に発熱して、ドミノ倒しのように患者さんが急増します。通常はインフルの家族内感染率は10~20%程度と考えられていていますが、今回は家族内感染が非常に多く見られました。この状態はオミクロン株などのコロナでも多く見られています。インフル流行当初は成人の患者から、高齢者、学校へ広がり、学校と家族内で急速に広がっています。
当院の場合、
12月第1週は普通のインフル感染程度で、1日に数人程度のインフル患者が、
2週目は警報レベルの5~7人程度、
3週目には、前週の4倍の20人以上
4週目の学校の冬休み前からは1日に40人程度のインフル患者さんを診察する状態となりました。
20年以上の開業でここまでの急速で爆発的なインフル流行の経験は初めてです。
『インフルの警報レベルは、1医療機関1日に6人程度です(週30人以上)』
☞インフル感染爆発へどう対応?
今回インフルの感染爆発をもたらしたA(H1N1)pdm09型の抗体保有が低かったことが大きな原因ですので、毎年インフルワクチンを行うことが基本。
特に小さい子供さんや体力が弱った高齢者がいるご家庭は、家族内感染予防のためにも全員が接種することです。
通常の家族内感染の予防としては
手洗いの徹底、家族内でもマスク着用、感染家族の別部屋への隔離(子供の場合は近くで見守り必要)、タオルやコップを共有しない、部屋の換気と加湿 など考えられています。
家族内感染予防の難しさ
家族とは、3密が重なったような場所のため感染予防が難しいところです。
インフルの場合は発症の前日から感染力があり、潜伏期間は短く1~2日程度が多く(1~5日程度)、家族内に感染者が一人出ると、その後1~2日のうちに発熱、関節痛での受診を多く認めます。
最初の家族内感染者は、最初の発熱などの発症者の直前に、感染して短期間の潜伏期で発症していると思われ、家族内にインフル感染者が出てから行う通常の家族内感染予防を行っても難しいでしょう。4日程度以降の家族内発症については、家族内感染予防対策で、ある程度は、予防可能かもしれません。
2,3月臨時休診(2月10日、3月22日)
『2025年2月と3月臨時休診の案内』
2月10日(月曜)
3月22日(土曜)
臨時休診となります。
2025年スギ花粉症 飛散早い
『2025年スギ花粉症 飛散早い』
鹿児島の場合、例年2月中旬ごろからの飛散が予測されています。今年も同様の時期からの予想で、2024年の酷暑と長い日照時間の影響もあり、飛散量は、例年比1.5~2倍程度多い予想です。
関東:東京も、鹿児島と同様に2月中旬ごろからの飛散が予測されています。
今週、2025年1月20日以降、東京は、気温13度程度、晴れが多く日本気象協会の東京の花粉飛散情報によると、少ないながら花粉飛散が報告されました。
鹿児島市では、2025年1月20日以降、晴れになり気温が昼は15~18度と例年より高くなりました。
日本気象協会の鹿児島での1月20日以降の花粉飛散情報では、飛散なしになっています。
しかし、鹿児島市川上町の当院では、1月20日以降、飛散を感じる患者さんが、急に増加しています。
患者さんの症状は、すごく軽症です。
東京の早い花粉飛散のニュースによるアナウンスメント効果もあるかもしれませんが、今週(1月20日~25日)は、温暖な天気のため鹿児島でもわずかに花粉飛散しているように思われます。
逆にインフルエンザの患者さんは、1日数人以下または、ゼロの日もあり、急に少なくなりました。
今年は、早めの予防投与なども含め対応を考えましょう。
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