吉耳鼻咽喉科アレルギー科 -鹿児島市 川上町

アレルギー・漢方・小児耳鼻咽喉科&感冒・せき・声がれ・咽頭痛・口呼吸・喘息・めまい・耳鳴・難聴・補聴器・嗅覚/味覚障害・睡眠時無呼吸・頸部・甲状腺・禁煙治療・高齢者の飲み込みの問題・成人用肺炎球菌・インフルエンザワクチンなど幅広く対応できる体制をとっています。

漢方について

漢方について:

西洋医学では

人を臓器や器官そしてその細胞からの集合体としてとらえ分析をもとに治療を組み立てていきます。漢方

原因が判れば病源の摘出や修復、薬での除去やコントロールで迅速に画期的な効果をもたらすこともありますが、副作用も多く、対症療法の薬をずっと内服することもあります。
また、原因不明のときは、一時的に症状を抑える治療になってしまいます。

各疾患ごと、多数の薬があり、高齢で多疾患を抱える場合、多くの薬を内服することになり5~6種以上の薬内服で副作用の出現が多くなるポリファーマシーが問題となります。

漢方医学では

漢方医学では森を見て枝や木を整えることに主眼を置き、人を自然、季節の中での生命体ととらえ心身一如の考えのもと、心と臓器の調和を重視し、自然治癒力を最大限に利用しながら、効果がゆっくりの場合もありますが生体のバランスを整えることを目指します。
                  
西洋医学と漢方医学では病気のとらえ方やアプローチが異なり、得て不得手をお互い補いながら対応すると、より効果的医療が展開できます。

当院では

漢方専門医を取得、西洋、東洋両面から良質な医療西洋と漢方の両方を理解し、どの治療が患者さんにとってベストかを考え対応しています。

内科研修、鹿児島大学耳鼻咽喉科関連病院勤務の時までは西洋医学を主体とした治療でした。

1998年に日本東洋医学会に所属し、当初、漢方を独学していましたが限界を感じ、日本東洋医学会研修施設ももち東洋クリニック(福岡市)で研鑽し、漢方専門医を取得、西洋、東洋両面から良質な医療を目指しています。

診察について:

漢方医学的診察問診では、全身のバランスを確認するため、寒がり暑がり、食欲・胃の調子、排尿排便、睡眠、疲れやすさ、汗、女性は生理などについて、耳鼻咽喉科と関係ないことをお聞きする場合もあります。

漢方医学的診察のために、体型 顔色 皮膚の質 声の大きさ 舌の色形状 脈の質 足首のむくみや手足の冷えを確認しています。 

風邪症状で受診されても、病気が遷延する時、舌、脈、皮膚のほかに腹部、足も診察させて頂くことがありますのでご協力お願い致します。

漢方治療の対象疾患について:

西洋医学では

インフルエンザや喘息など原因疾患がわかれば、一定の医療水準を満たす治療法を選択していきます。
重症度により治療法は変わりますが、個人の体質やその時の体調で大きく治療法が変わることはありません

漢方医学では

西洋的原因を考慮しますが、西洋的病態がわからなくても、個人の体質やその時点での体調・症状から全身的な漢方的診断・病態(証)の見立てを行い、治療を開始します

による診断を行うので、西洋医学的原因や病態がわからなくても治療していくことが可能となります。

の見立てには、日本漢方(方証相対)と中医学(弁証論治)で異なります。

治療の中で効果があれば、その処方が示す証を主証として考えどのバランスの障害かを漢方的に判断していきます。
そのことから西洋医学的分析の手助けになることもあります。

当院では

ふらつき 難聴 みみ 鼻 のど 頸部 風邪症状呼吸器症状 胸の訴えで来院される患者さんが多くいらっしゃいますので、関連する疾患・症状が治療対象疾患となります。

同時に、上記疾患に関連する全身のバランスの崩れも重要で、こちらも治療対象疾患と考えています。
心身全身のバランスを確認しながら、その人のを推測し治療をすすめていきます。

虚弱 冷え 疲れ 食欲不振 排便・排尿障害 のぼせ 更年期障害 不安 不眠 イライラ 頭痛 肩・腰・四肢の痛み しびれ 胃痛・腹痛 吐き気 発疹・かゆみなど様々な全身の症状に対する反応も
主訴に対する処方で症状の改善を確認しながら対応していきます。

当院では、最初は難聴やめまい、風邪症状で受診され、漢方治療にて、今まで気になっていた食欲不振、肩こり、冷え、不眠、便秘、生理痛、むくみ、関節痛なども改善し、当初の訴え以外の目的で、
続けて治療を希望
される方も多くいらっしゃいます。

皆様と耳鼻咽喉科・上下気道関連疾患および心と身体の問題について考えていきたいと思います。