吉耳鼻咽喉科アレルギー科 -鹿児島市 川上町

アレルギー・漢方・小児耳鼻咽喉科&感冒・せき・声がれ・咽頭痛・口呼吸・喘息・めまい・耳鳴・難聴・補聴器・嗅覚/味覚障害・睡眠時無呼吸・頸部・甲状腺・禁煙治療・鼻内レーザー治療・高齢者の飲み込みの問題・成人用肺炎球菌・インフルエンザワクチンなど幅広く対応できる体制をとっています。

耳垢・耳鳴り・難聴・補聴器外来

補聴器相談医について

日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医は、

「補聴器販売の在り方に関する日本耳鼻咽喉科学会の基本方針」に基づき、その方針の具体化を目標に診療と必要な活動を行います。

基本方針では、わが国における補聴器販売において難聴者に不利益となる事例が発生していることを踏まえ、日本耳鼻咽喉科学会は、難聴者がそのコミュニケーション障害に有効な補聴器を適正に選択して使用できるように実態の改善に努めることを宣言しています。

一定の資格を満たした耳鼻咽喉科専門医を対象に本学会理事長が委嘱します。

                

日本耳咽喉科学会HPより~

はじめに

当院院長補聴器相談医資格を取得しています。

難聴、耳鳴りは、耳鼻咽喉科で最も多い訴えです。
耳垢、外耳炎、中耳炎、感音性難聴、耳管機能障害が、小児から老人までの一般的な原因ですが、稀に顎関節症や脳動脈瘤、聴神経腫瘍のこともあります。

補聴器相談医特に難聴は、高齢期に見られる最も一般的な感覚障害の一つで、今後高齢化が進むにつれ日常生活の中で、難聴生活のリスクを高めることになります。

難聴は高齢者の認知・うつ・転倒を起こしやすくします。
難聴は高齢者の生命予後を短縮し、QOLを低下させる
といった報告もあります。
          

当院の難聴・耳鳴りへの対応:

当院の難聴・耳鳴りへの対応難聴・耳鳴りは、様々な耳の疾患で生じます。
    
中耳炎は6~7歳までの小児と60才以上の高齢者の耳管機能の低下とともに再び増加します。
成人でも鼻疾患をお持ちの方は風邪をひくと起こしやすくなります。薬物治療、処置、鼓膜切開やチューブ挿入など積極的対応いたします。
 
耳垢は、協力が得られれば、顕微鏡下の除去を原則としています。
耳垢栓塞症として保険適応となり、耳垢除去目的だけの受診も問題ありませんが、耳垢は悪いものでとらなければいけないと考えている方が大多数のようです。

*下記の理由で、除去せず、画像で説明し様子をみていただく場合もあります。

『耳あかの役割』

その酸性やタンパク分解酵素で抗菌作用を有する
脂肪が含まれ外耳道を保護している
外耳道への昆虫の侵入を防いでくれる

『耳あかと外耳道(耳の穴)の関係』

耳あかの正体は、古くなった皮膚、ほこり、汗腺の一種で耳垢腺の分泌物があわさったものです。
耳の穴の皮膚は常に新陳代謝を繰り返し、少しずつ外側へ向かい、顔やあごの動きに合わせ耳垢も自然に外に排出されます(自浄作用)。

外耳道は3cmほどあり、耳垢外から耳垢腺がある1cmまでしかできず、それ以上奥にあるものは綿棒などで押し込んだものが殆どとなります。

つまり耳あかは外耳道のなかで必要なもので、自然排泄し除去する必要はないのです

急性の感音性難聴などは薬物治療を行い、重度で難治性の方は入院加療も検討致します。

耳管狭窄や耳管開放など耳と鼻の耳抜きを行う管の異常でも難聴・耳鳴りが出現します。その為、鼻疾患との関係は重要鼻副鼻腔の精査加療も同時に行うこともあります。

聴神経腫瘍など頭蓋内疾患を疑うときには、MRI等の精査をして頂くこともあります。

加齢性難聴など薬物療法で効果を認めない難聴の方には、補聴器相談医として有効な補聴器を適正に選択できる体制で、ご相談に応じられるようにしています。

補聴器外来:

補聴器外来(予約制)認定補聴器技能者と連携して対応しています。予約は、通常診察のあと、後日となります。電話でお問合せ下さい。
       
当院では、難聴者補聴器販売店(認定補聴器技能者)の間に入り有効で適正な補聴器が選択されているか中立的立場で助言致します。

下記の点で補聴器を満足いただけない場合もございます。
難聴者の補聴器に対する大きすぎる期待の方
難聴者の聴力低下が重度の場合
補聴器そのものの限界
予算の不足の場合

補聴器で若いときと同じ聴力が取り戻せるわけではない事は、ご理解お願いいたします。

『補聴器の選択の流れ』

①難聴の原因、程度、ことばの理解力を検査にて医学的に検証します。普段の活動状況や生活背景を参考に補聴器の選定を行っていきます。
②購入前に補聴器を貸し出し一定期間、自宅で試聴を行います。
購入後も一定期間はフィッティングが必要になりますので外来にて経過をみてまいります。

フィッティングとは
購入補聴器での聞き取りを介して購入者の脳の働きを次第に変化させ聞こえがうまくいくようにする調整作業です。
必要ならば補聴器の調整を行い、最初は不快に感じていた補聴器の音に時間とともにも徐々に慣れていくのをお手伝いいたします。
一定レベルの高度難聴と18歳未満の軽度難聴の方は

補聴器助成制度がございます。

軽度・中等度難聴の場合、幼少時の難聴スクリーニングや健診では発見できないことがあります。
小学校に入ってから初めて診断がつくこともよくあり、最近、鹿児島県でも、18才未満軽度難聴補聴器助成ができました。

当院では院長が身体障害者福祉法第15条指定医になっています。
聴覚に関する検査・診断のあと身体障害診断書の作成を行います。

必要書類や手続のことがありますので詳細は、市役所吉野支所や当院受付・補聴器外来でお問合せ下さい。

      

耳鳴りへの対応:TRT音響療法など

耳鳴りの原因検索をまず行い、治療可能な耳鳴りには西洋および東洋医学両面から積極的加療や生活指導をおこないます。

耳鳴りの治療:

耳鳴りへの対応耳鳴は、西洋薬で十分な効果が得られない疾患の一つです。
中耳か内耳または心因性、体の問題かを見極め、中耳からの耳鳴には西洋医学を主に、加齢・感音難聴からの耳鳴は、西洋・漢方薬など試行錯誤してその人に合う薬を選択していきます。

耳鳴り・不安・不眠に対して精神薬抗うつ薬が使用されることがありますが、副作用や依存のこともあり、当院では、穏やかに効果を期待できる漢方薬を積極的に使用しています。

そこで、難治耳鳴りには腎虚、ストレス肝気鬱結、脾・気虚、水毒・痰飲などの漢方の証を考慮した加療を行っています。
それでも、西洋・東洋医学ともに耳鳴りには効果は十分とは言えません

耳鳴り消失を望むのではなく半分程度に改善を目指し気にならなくすることを目標にした方がうまくいきます。
耳鳴りの治療から離れ、集中できるものや楽しめる事見つけることが治療にもつながります。

耳鳴りへの補聴器効果:

当院では薬物療法のほかに、長期にわたる耳鳴りには、原因の説明とカウンセリング・補聴器効果で、耳鳴を受容していただく治療をしています。
軽度な方は自然な環境音や意識しない程度の音楽で耳鳴の改善が期待できます。
中等度以上の難聴をお持ちの方は、補聴器装用だけで耳鳴が気にならなくなる場合があります。
最近ではTRT療法(tinnitus retraining therapy)(耳鳴順応療法)という耳鳴りを感覚的に体に慣らしていく治療法が日本で普及してきています。これは欧米を中心に普及している治療法で70%程度の効果が報告されています。

カウンセリングとノイズ発生装置付き補聴器による音響療法です。

効果を期待するには半年から1年半程度必要としノイズ発生装置付き補聴器の購入も必要となります。
(購入前の自宅での試聴があります)

以下のような方には施行困難な場合があります。
高度難聴でノイズが聞きとれない方 
耳鳴りの消失を強く希望される方・・・TRT療法は、耳鳴りに順応する治療法耳鳴り完全消失する治療ではありません
うつなど精神疾患の要素が強い方

耳鳴り補聴器外来&TRT音響療法(予約制)

認定補聴器技能者と連携して対応しています。
購入前にノイズ発生付き補聴器を貸し出し一定期間、自宅で試聴を行います。      
予約は、通常診察のあと、後日となります。電話でお問合せ下さい。