お知らせ
臨時休診3月21日(土),4月15日(水)
【臨時休診お知らせ 3月 4月】
3月21日土曜 (20日春分の日 22日日曜)
4月15日水曜
臨時休診となります。
感染対策;うがいの新常識(こまめな飲水の重要性)
鹿児島では、2025年12月まではインフルA型の少し変異したのが全国的にかなり流行していました。2026年には入り、インフル患者はかなり少なくなりましたが、インフルB型が共存していて2026年1月28日現在、B型の方が増えています。
常、日ごろからの感染対策がまだ重要です。
ウイルスや細菌の進入路対策として、うがい、手洗い、マスクは以前から行われ最も行われている対策です。
この中で世界的にも最も評価されているのは、手洗いです。
次に、マスク着用です。患者さんがマスク着用で周囲へのウイルスや細菌をうつさない効果は絶大です。侵入対策としては、ウイルス粒子は小さすぎるため、限定的効果となります。
しかし、マスクをすることでノドや鼻の加湿効果とし効果的です。
➡うがいの効果はどうでしょうか?
一般的には、朝起床時と帰宅時とお昼の昼食後に時間がある人が行う程度だと思われます。
うがい効果は、数時間以内で長続きしません。うがいをすることでノドが潤い付着した汚れを洗い流せますが、2~3時間もたてばノドが乾燥し汚れも溜まります。
また、ノドの粘膜にウイルスが付着してから20分程度で細胞内に侵入して感染する説があり、一時的なうがいだけでは、非常に速い侵入過程を予防するのは難しいと思われます。
ここでこまめな飲水(15~20分おき)の方が、ウイルス対策としてはより効果が高いと考えられます。
また、うがいのやり方によっては害になることもあります。
例えば、イソジンうがいは殺菌効果が強すぎて、口腔内の感染防御効果を持つ常在善玉菌もやっつけてしまうため、逆効果のこともあります。また口腔粘膜障害を引き起こすこともあるため、通常は水道水うがいで十分です。咽頭痛が強く細菌感染が疑われるときは、イソジンうがいの効果が期待できます。
『従来のうがいと言う考えにとらわれず、口腔衛生として考えてみましょう』
➡高齢者の誤飲性肺炎予防や感染予防対策として効果を発揮しているのは、口腔ケアです。
本格的なのは、歯科医や歯科衛生士の手を借りて行うこともあります。口腔内の歯周病菌は増加すれば、外からのウイルスなど侵入の手伝いをしてしまいます。
➡口腔内は全身疾患の入り口の管理としてとても重要な役割をもっています。
*歯周病菌は動脈硬化を促進させます。
*歯周病菌はインスリンの働きを抑制して糖尿病の発症を促進します。
*口腔衛生が悪いと、悪玉菌を飲み込み腸内環境を悪化させます。
➡お子さんたちや一般の元気な人の口腔衛生を行うための行動や生活、注意点は?
*冬は室内加湿(40~60%)
*こまめな飲水(少量でもよい、15~20分毎)
*鼻呼吸を維持(耳鼻咽喉科に相談)
*歯磨き習慣、同時に水道水でうがい
(就寝中に口腔内は乾燥して細菌増殖するので起床時は重要)
*乾燥する暖房器具(エアコンなど)に頼りすぎない、電気毛布、電気ストーブなどの輻射熱暖房の利用
*冬は南向きの日射取得しやすい部屋で過ごす。太陽光は輻射熱です。
*明らかな口腔乾燥症の方は、唾液腺マサージ
*口腔粘膜を乾燥させる薬を控える
➡学校での自由飲水の歴史 ここ7年で飲水解禁へ
かつての学校では、水道水以外、飲水は我慢の風潮から、学校には水筒持参、授業中も水筒や高学年ではペットボトルの飲水が通年で可能となってきているところが多くなっています。
冬は乾燥対策とノドの保護として通年で飲水が可能となっています。
多くの学校で、このような授業中も含め自由飲水が広がっています。自分の体調の自己管理する能力を養う教育的配慮へシフトしています。
2010年までは、授業中は我慢の時代でした。温暖化による夏の猛暑の影響もあり、2018年熱中症事故を受け安全確保が最優先となり夏に授業中の飲水解禁が行われるようになっています。2020年以降のコロナ禍の衛生対策として自由飲水が広がりました。
従来のうがいもノドに付着した大きな汚れを物理的に洗い流す効果と一時的にノドに潤いを与える効果があります。
ノドにウイルスが付着した後の感染侵入は20分程度ですばやく、うがいより、ノドの加湿を維持しやすいこまめな飲水の方が、ウイルス対策としてはより実用的で効果が高いと考えられるようになってきています。
☞ 一番良いのは、特に起床時、帰宅時のうがい、食後の歯磨き、こまめな飲水を組み合わせるのがベストと思われます。
花粉症対策は先手必勝;初期療法
2026年1月22日東京の花粉症情報、早い飛散の可能性、早めの通院と初期療法についてテレビで放映されていました。東京では2月10日ごろからの飛散開始が予測されています。
2026年、鹿児島の今年はどうか?
ここ数日の寒波の為、標高200mの鹿児島市川上町では、1月22日は朝1度 昼4度程度 夕方5時頃で2度と極寒状態、患者さんも家から出るのが億劫になる状態です。現状では早めに花粉が飛ぶ状態ではありません。
2月初旬までは、気温が例年より少し低めの予報です。前半の寒さが和らいだ後は、一気に春らしい暖かさがやってくるようです。それに伴い、例年通り2月中旬頃からか少し早めに飛散開始が予測されます。飛散ピークは例年2月下旬から3月上旬で3月中旬までにはかなり少なくなります。
飛散ピークの症状を緩和させるには、飛散開始1週間ほど前から服用する初期療法をお勧めします。
当院コラム 早くから始めるスギ花粉症治療:初期療法(鹿児島)を参考にしてください。
鹿児島の場合、全国的にみてスギ花粉症の有病率が、北海道、沖縄に次いで最も少ない県の一つです。2019年の全国データでは約20%で関東圏の50~60%と比べると半分以下になります。飛散期間も鹿児島市はヒノキ花粉の影響は少なく関東圏よりかなり短くなります。
ピーク時の症状は鹿児島も関東圏も変わりなくひどくなりますので、できるだけ早めの対策が必要です。
子供のねむり・口呼吸・顔つき歯並び&耳鼻咽喉科
5歳時検診は3歳児検診と就学時検診の空白を埋めるため開始されました、発達障害の早期発見と生活習慣の確立が大きな柱です。もう一つ注目されているのは、睡眠障害です。
昔から寝る子は育つといわれるように 子供の健やかな成長発達は良質な睡眠と関連しています。皆さんご存じの大谷 翔平の活躍は1日10時間以上の睡眠が最も重要な要素と言われています。
幼児の生活習慣の改善は、食事、運動あそび、睡眠の生活のリズムを整えることから始まります
➡ 睡眠によって得られるものは
脳の疲労回復 身体の疲労回復 心の安定 記憶の促進です。良質・十分な睡眠で、活発な日常生活が可能となります。
成人では、慢性的睡眠不足は 肥満、糖尿病などの生活習慣病の原因となります。
➡ 子供のねむりについて
小学生の睡眠不足は肥満のリスクとなります。
幼児の睡眠習慣は、小学生の睡眠習慣と関連して幼児の早寝のお子さんは、その後も小学になっても早寝の傾向があります。就学後の不登校の原因の一つに生活の乱れが関係していますので、幼児の時から早寝の習慣づけは重要です。
子供の場合、眠気をうまく意識できず、イライラ、多動、衝動行動などとしてみられることも少なくありません。
睡眠障害が発達障害児に合併しやすく、睡眠障害の治療が情動行動やその後の発達の改善につながることがあります。
適正な睡眠習慣でも、睡眠に関連する異常が認められる場合、治療可能なアデノイド増殖症、扁桃肥大などの病気の可能性があります。
扁桃肥大は、お子さんの口の中をのぞけばわかりますが、アデノイド増殖症は、鼻とノドの奥の上咽頭にあるため耳鼻咽喉科で確認しないとわかりません。
➡ 睡眠の質と時間が大事
1~3歳 11~14時間、 3~5歳 10~13時間、 小学 9~12時間、 中高 8~10時間、 成人 7~9時間、
65歳以上 6時間
の睡眠時間が必要と考えられています。
良い睡眠の目安は朝元気に スッキリ目が覚めることです。
朝日に当たることで体内時計がリセットされ、約15~16時間後に自然な眠気が訪れます。 小学生は21時を目安にベッド又は布団に入りましょう。
暗く静かで心地よい温度(冬でも18度以上で)就寝しましょう。
ゲーム タブレット TV スマホは、寝る前は控えます。ブルーライトは睡眠ホルモンの分泌を抑制します。
➡ 子供のいびきを見逃さない
多くの小児の睡眠時無呼吸症の原因は、アデノイド増殖症と口蓋扁桃肥大による上気道の狭窄です。それ以外にアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎や肥満の影響も認められます。
成人上咽頭の正常写真です。
小学生のアデノイド増殖症ですが、年齢相応で正常範囲の写真。
鼻と咽頭の奥に位置するアデノイドはリンパ組織で、細菌の進入防御、免疫に関係する役割があります。アデノイドは4~6歳にかけて最も大きくなり6歳以降 徐々に小さくなります。アデノイド切除術は、鼻閉、いびき、睡眠時無呼吸症、滲出性中耳炎の難聴改善目的で、3~6歳ごろよく行われる手術です。扁桃肥大や扁桃炎が問題であれば同時に扁桃摘出術も行われることもあります。
幼児のアデノイド増殖症の重症の写真、上咽頭のスペースがなく常時口呼吸のため手術適応となります。
耳鼻咽喉科が関係する睡眠障害は、医学的な治療の効果が期待できる領域です。アデノイドの手術などで劇的に、いびき、無呼吸の睡眠障害の改善が劇的に認められ、身体の成長も促されます。
また、軽症であれば、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、上咽頭炎の治療で、いびき、睡眠時無呼吸の改善が期待できます。重症の場合は前述の外科的治療が優先されることもあります。
但し アデノイド肥大は6~7歳以降 少しずつ小さくなることから、5~9歳の軽症から中等症の睡眠時無呼吸症の半分弱は、自然治癒する報告が米国からされています。
小学生のアデノイド増殖症の中等症の写真です。
上咽頭のスペースは認めませんが、鼻汁や分泌物を伴い薬などでの治療で、口呼吸は改善可能です。
軽症~中等症のお子さんは、秋以降、寒くなり風邪をひきやすくなると悪化して、春以降の暖かくなると改善に向かう傾向がありますので、治療経過をみながら外科的治療の判断をしていくことになります。
➡ 小児の口呼吸と顔つき(アデノイド顔貌、歯並びの乱れ 出っ歯、下あごが後退)
鼻の奥にあるアデノイドが増殖するのは2~3歳ごろから始まり、個人差により4~7歳ごろに大きさがピーク(特に5~6歳)となり、10歳を過ぎる頃は急速に小さくなります。
2歳のアデノイド増殖症の写真です。
鼻閉、口呼吸ありませんが、2歳でもアデノイドは大きくなっています。鼻水認めます。
このような解剖学的変化により、幼児期から学童にかけて容易に口呼吸をもたらし、下顎の後退や上顎の発育抑制をきたします。
顔長で下あごが後退して、口が閉じにくい『アデノイド顔貌』と呼ばれる顔つきになりやすいとされています
歯科の領域では、前歯の突出、上あごがV字型に狭い、歯並びが悪く、かみ合わせにずれ、舌の低位をもたらします。
小児期の鼻呼吸の確立と口呼吸の改善は、小児睡眠時無呼吸症の改善、顎顔面の成長を正常に促し、将来の睡眠時無呼吸症の予防、口腔内の歯科的異常の予防となります。
顎顔面の成長指標のFacial Axis(顔面軸)は、9歳以降変化は認められません。
つまり小学3年生までに鼻呼吸を確立することが求められます。
小児の歯の矯正も5~8歳が望ましいとされています。
成長する力を利用して行います。顎の骨の形や大きさを整え、永久歯がきれいに並ぶための「土台」を作ることです。鼻呼吸を確立することは、小児矯正をサポートします。また小児の歯の矯正は口呼吸から鼻呼吸へ変えることを促します。
つまり 鼻呼吸と小児の歯の矯正は表裏一体の関係にあります。
『耳鼻咽喉科の役割』
発達障害 生活習慣の確立、睡眠障害の治療はは 一般小児科、小児神経科、児童思春期精神科などの先生方ですが、幼児から小児期のいびき・睡眠時無呼吸症、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、アデノイドや扁桃肥大が背景にあり睡眠障害を起こしているときは 耳鼻咽喉科の医師の出番です。
歯科領域の異常は歯科の先生の助けが必要です。
お子さんのいびき・口呼吸・睡眠障害・アデノイド顔貌のような顔つきの異常を感じたら近くの耳鼻咽喉科に相談してみましょう。
当院のコラム;睡眠時無呼吸症候群(OSAS)
感染対策を整理すると、基本は三つ:重要なのは手洗いと免疫!!
感染対策を整理すると、基本は三つ:重要なのは手洗いと免疫!!
①空気環境対策:
一つは コロナ感染対策で注目された 3密(密閉、密集、密接)を回避する、対面で食事しない、まめな室内換気などウイルスへの空間環境対策
②進入路対策;
加湿器、マスク、手洗い、うがい、まめな飲水など、粘膜の乾燥を抑制して人へのウイルスの侵入を防ぐ対策 最も重要なのは手洗い
③免疫の維持;
体内へのウイルスと接触しても体内への感染させない対策(ワクチン、十分な睡眠、適度な運動、腸内細菌を整える)
☞ 医師はどうやって感染を防ぐか?
最近 昼のワイドショーでは、医師はどう感染対策しているかの特集が組まれています。
具体的な話では、
*まめな手洗い、
*ワクチン接種
*腸活(食物繊維、海藻、キノコなど食べる)
*ブクブクうがい、カテキンお茶うがい
*まめな飲水
*睡眠
*適度な運動、水泳など
皆さんと同様に、医師も一般的なことを心掛けているだけのようです。
家族がみんなインフルになっても、ワクチンを接種していなくても、その中にかからない人がいるわけです。
どういうことでしょうか?
最終的には、本来からある自然免疫が強いか、後天的な獲得免疫をもっているかによると思われます。
2024年12月の今までにないインフルの感染爆発も、コロナ禍では、通常の感染症が流行せず、インフルなど感染症に対しての集団免疫の低下が原因と考えられています。
乳幼児は別として、大人になれば、ある程度の様々な免疫を備えています。ワクチンで免疫を強化し、獲得することも大事ですが、
常日ごろからの免疫を落とさない生活習慣や食生活も大変重要です。
感染対策の基本①
空気感染対策 コロナ禍の時には、感染拡大を目的に3密(密室、密集、密接)を回避する行動が求められていました。現在は、コロナ禍と違い、飲食店のお客さんは多く、3密を回避するのは難しいでしょう。ここで室内換気が重要になってきます。寒くなると、自宅での窓換気は、気密性が低下して寒くなるので行うのは難しいと思われます。換気扇をしっかり使うこと以外良い方法が見つかりません。
感染対策基本②
進入路対策
まず皆さんが心掛けていることは、マスク、うがい、手洗いの三つだと思います。
➡ マスクの感染予防としての効果は限定的です。マスクと顔の皮膚のすき間から入ってくるからです。ご存じのように、布、ウレタン、不織布など効果は材質にも依存します。不織布が最も効果的です。
発症した方が、マスクをつけると飛沫飛散が抑制されるので非常に効果的です。
高価なN95マスクは、感染予防にも効果が高く推奨されますが、息苦しくなるため日常使用するには問題があります。
マスクは、鼻やのど加湿効果があるので粘膜の感染防御の維持に効果あります。
➡ うがいの効果が限定的またはほとんどないこともあります。
ウイルスは鼻やのどから侵入すると20分以内に粘膜から感染してしまうと考えられています。15分ごとのうがいは、日常では行いません。おそらく朝と帰宅時にする程度と思いますので、うがいによる効果は期待できませんが、うがい時の一時的にウイルスを流してくれる効果はあるでしょう。また、粘膜の加湿効果も少しあるでしょう。
例外として、高齢者の肺炎予防としての口腔ケアの一つとしての、うがい、歯磨きなどを行うのは効果があると思われます。
2024年12月から2025年1月初期までに、高齢者のインフルの感染者が多く、インフル後の肺炎での救急搬送の増加および受け入れ困難ケースが多数報告されています。うがい、歯磨きなどの口腔ケアは、高齢者の肺炎予防として効果が期待できます。
➡世界共通で、もっとも推奨されているのは、手洗いです。
【液体石鹸と流水】
手洗いの考え方で 除菌するのか殺菌するのか考えます。
液体石鹸と流水による手洗い、細菌、ウイルスほとんどにおいて効果を認めます。物理的に洗い流す除菌しての効果です。
流水で、ウイルスは1/100程度に減少、石鹸で泡立てた流水だと1/1000~1/10000程度ウイルスを減少することが可能なようです。
【アルコール消毒】
除菌・殺菌も行ってくれるのが、アルコール消毒です。最も短時間で消毒できる方法のため最も普及しています。
*アルコール消毒の注意点
アルコール消毒に効果を認めは、エンベロープの層を持つウイルスのみです。コロナ、インフル、RSなどたいていのウイルスに効果あり、マイコ、溶連菌にも効果あります。
アルコール消毒は、エンベロープを持たない、おなかの風邪ウイルスの、ノロ、ロタウイルスには効果ありません。秋に多い鼻風邪ウイルスのライノウイルスや夏風邪のアデノウイルスにも効果はありませんが、石鹸と流水の手洗いは、エンベロープを持たないウイルスにも効果があります。ハイターなどの塩素系消毒は効果があります。
また、アルコール消毒は、乾燥しないと効果が期待できません。インフル患者の鼻水がついた手にそのままアルコール消毒しても乾燥していないので効果は低く、鼻水など分泌物を石鹸・流水手洗いで落として、自分用タオル、ペーパータオルで拭いて乾燥させてアルコール消毒すると効果を発揮します。
➡鼻のどの乾燥予防も、進入路の粘膜の防御能を維持するのに重要
*ウイルスの進入路のとしての、鼻とのど
ウイルスの侵入は、鼻やのど、眼の粘膜に侵入して感染することから始まります。鼻の粘膜に炎症を起こせば、鼻水、鼻閉、くしゃみが出現、のどに炎症起こせば、咽頭痛やのどの違和感を、感じるでしょう。
のどや鼻の粘膜が乾燥すれば、粘膜の防御能が低下してきます。
*鼻の粘膜乾燥は気づきにくい
のどの乾燥感は実感することは容易ですが、鼻の乾燥を実感するのは意外に難しいと思います。
鼻の入り口にカサブタや鼻水に血が混じるときは鼻の粘膜はかなり乾燥していると思ってください。耳鼻咽喉科医は毎日のように多くの患者さんの鼻の中をみていますので、エアコンを使用するような時期の冬から春にかけて鼻の粘膜が乾燥する患者さんが急に増えます。患者さんは、実際に自分で鼻の粘膜を見ることは難しいので、自分で気づく方はほとんどいません。内視鏡で乾燥して荒れた鼻の粘膜をお見せして納得されます。
鼻や気管より下の下気道、肺は呼吸上皮のため粘膜線毛機能が備わっていて、ウイルスや菌が粘膜に付着しないように常に動いていて外へ排出するように働いています。
粘膜が乾燥したり冷えたりすれば機能が低下して 感染しやすくなります。
感染対策基本③
免疫の維持
これが最も重要で、最も難しい対策です。
日ごろからの生活習慣、食習慣を心掛けなければなりません。インフルワクチンの場合、効果が出るのに、2週間ほどかかります。比較的早く免疫を上げるためには、それぞれのワクチンを接種することになります。乳幼児は免疫の発達段階のため、ワクチンは特に重要です。
成人も、重症化しやすい高齢者や免疫を落とす治療中の方などワクチンは重要です。
普通の健康な大人は新型ウイルスでなければ、以前にどこかで感染していて、または以前ワクチンを接種している人も多いため、免疫の記憶は残っていると思われ、免疫を落とさない生活習慣・食習慣がもっと重要な要素と思われます。
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