舌下免疫療法(スギ・ダニ)
舌下免疫療法とは、スギ花粉症とダニ通年性アレルギー性鼻炎の体質改善のための、自宅で行う注射でない口腔舌下の治療です。次世代の新治療として期待されている治療法です。程度の差はありますが、改善率は70~80%と言われています。全員に効果がある治療ではありません。
➡スギは1~4月以外に、開始します(スギ花粉の直前と飛散期は行いません);
スギのシダキュア錠は5歳以上
➡ダニは通年いつでも開始しますが、スギ花粉もお持ちの方は、上記スギの開始に準じます;
ダニのミティキュア錠は5歳以上
舌下免疫療法(口腔保持後服用)は、従来の皮下免疫療法(皮下注射)と比べ、アナフィラキシーなどの重度の副作用がほとんどなく自宅で行う痛くない治療です。
しかし、口腔の痒みや軽度の口腔の腫れは初期を中心に認めます。
お子さんの場合、当院では、シダキュアとミキティアは、5歳以上で適応としていますが、口腔内の保持(1分)と服用前後いくつかの行動制限ができることが必要ですので、守れるお子さんが対象になります。
➡最低3年、3~5年間できるだけ毎日行える方で、月1回通院が原則ですが、副反応を確認しながら間隔をあけての通院となります。開始当初は2週間後の受診が必要です。
➡開始初日は、使用説明を丁寧に行い、実際の使い方を院内で行います。
使用後の観察期間をみての帰宅になるため、時間を要します。時間的余裕がある早めの時間帯の受診予約になります。
➡採血で原因抗体を確認して、スギやダニで明らかに症状が出現する方が対象です。
➡通常の薬のようにすぐに効果は期待できず、 免疫をつけることが目的のため開始1~2か月は、口腔の痒みや軽度の口腔の腫れが認めることがあります。しかし継続することでこの副反応は消失していきます。
副反応が強い方は、継続できないこともあります。副反応は個人差が大きく、何も起きない方も多くいます。
➡スギとダニを両方行う(dual)こともできますが、まずはどちらかを先に行い最低1~2か月経過をみて、もう一つを開始します。
👉 以下の方は対象外となります。
◆高血圧薬のβ遮断薬服用している方
◆近いうちの妊娠希望および妊娠中の方
◆喘息症状がコントロールされていない方または重度の気管支喘息の方
◆重い心臓病・肺疾患・高血圧症や癌の治療中の方
⇒アトピー性皮膚炎が重度でコントロールできていない方も適応が慎重になります。
スギ:シダキュア 2000JAUから開始、5000JAUで維持
ダニ:ミティキュア 3300JAUから開始、10000JAUで維持
➡ 舌下免疫療法の詳細は下記のサイトをご覧ください。
鳥居薬品アレルゲン免疫療法情報サイト(サイト)
➡ スギ花粉症について学びたい方は次のサイトを見てください
自分で行うスギ花粉対策(セルフケア・黄砂・PM2.5):(当院コラム)







