秋の花粉症とセイタカアワダチソウ
2017-10-21
秋の花粉は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラが有名。
アメリカでは、全人口の5~15%がブタクサ花粉症との統計があるようです。
秋の花粉は雑草のため、スギやヒノキのように遠くには飛ばず限局的で、
患者さんも多くはありません。
セイタカアワダチソウはブタクサと似ていて間違ってしまいます。
ブタクサやスギは風で花粉が飛ぶ風媒花で、
セイタカアワダチソウは虫媒花のため、花粉症はおこしません。
セイタカアワダチソウは、葉が笹のような流線形で、ブタクサと見分けます。
明治に移入され、戦後、大量に入ってきた外来種のセイタカアワダチソウは大繁殖し、
いたるところに見かけます。
繁殖力がすごく周辺の植物や小動物まで駆逐してしまい、最近では、自分が出す毒素で
自分も駆逐されつつある状況となっています。
これを機会に、日本古来のススキが盛り返しセイタカアワダチソウが
少なくなってきました。
十五夜の月見には、萩とススキを飾る風習を大切にしていきたいですね。
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