予防接種と間違い
2017-10-19
近年の予防接種法の改正により、複数のワクチンが定期接種に導入され、ワクチンギャップは解消されつつあります。
一方で小児における定期の予防接種は、とくに乳幼児期に接種が集中しており、
また、ワクチンの種類によって接種間隔や接種回数が異なっていることなどから、
ときに予防接種に関する間違い(誤接種)が生じる可能性があります。
厚労省は、昨年度の『間違い』の公表を行い、前年度より434件増の6602件の報告が
ありました。半分は接種間隔の間違いで、他には対象年齢外接種、不必要な接種、
対象者を誤認、摂取量の間違い、期限切れワクチン接種などの順でした。
特に、小児科でのワクチンは種類が多く、それぞれ細かい対応が必要なため、
こういった間違いが生じていると思われます。
当院は、インフルエンザワクチンと成人肺炎球菌ワクチンしか行っていません。
常に二重チェックを行い、スタッフ共々、気を引き締め行いたいと思います。
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